Hemmy-Jam-Pot

海外アニメとかゲームとかの何かを書きたい。

ヘルヴァボスシーズン2と予告編の雑感とか

約8ヶ月ぶりにブログ書きました。とりあえずシーズン2解禁めでたい!初っ端から情報量多い!!

和訳解説したい部分も色々あるんですが色々ありすぎるのでまず手慣らしに去年公開された2022年の予告編と今回のエピソードの比較とか今後の予想とかを少し。本当にただのいちファンの雑感なので変なこと言ってるやつがいると思いながら読んでください。

第1話に使われていた予告編のシーン


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ひとつ前の記事でいろいろ感想を書いてたんですが、思ってたより多くの場面が1話に入ってましたね

6枚目はシーズン1から直接繋がってるっぽいな…とは思ってたけど一気にブリッツの幼少期とストラスとブリッツが今の関係になるきっかけまで入っててんこ盛りになるとは思ってなかった…

しかし完成版のクオリティがすごいんだよなぁ。回を追うごとに上がっていってる気がしますね。クオリティ。

第1話はストラス側の話がメインで、ストラスとその周りに焦点が当てられてましたね。今回のエピソードと似た形式の話(中心人物+その周囲について)が他にもあるとしたら、予告編に出てるシーンからどんな回がありそうか予測できそうな気が…

  • 人間界に潜入回

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これはほぼ確定でいいと思います。ブリッツの髪(?)とシャツや背景が一部同じなので上の4枚はほぼ間違いなく同じエピソードの中での格好で、ルーナが人間形態になっていることや3枚目にあるように明らかに人間が登場するので、なんらかの理由で変装して人間の世界に行くことになりそう。モクシーやミリーの姿が見えないのは何か理由があるのか…

そういえば前回も書いた通り、画像2枚目の扉を開けてる人が人間に擬態したストラス説が英語圏のファンの間でまことしやかに囁かれていたわけですが、そうなるとこのエピソードまでにブリッツとストラスのことはある程度落ち着いてるんだろうか。でもヘルヴァボスのことだから根本的なことは解決しないまま表面上はちゃんと話し合ったような形で平気な顔してあの2人が微妙にすれ違い続ける、みたいな展開も全然あり得る。ていうかむしろそっちの方がありそう。しんどい。

  • ストライカーのリベンジ戦

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ストライカーvsモクシー&ミリー!今度はブリッツの姿が見えない。1枚目の画像では前回の記事で書いた通り、よく見るとストラスらしき人が縛られてレールに転がされているので、S2E1のように第7話の直後ではなくある程度『現在』の話が進んでからのエピソードでは。最新話のラストでのステラの不穏な発言といい、本格的にステラがストライカーに依頼してる暗殺計画が進む回がそのうちありそうですね。

  • モクシーの過去

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このあたりは大体前回の予告編の感想で書いたつもりなんですが、2枚目のミリーが顔の皮剥いでる人がモクシーの昔の知り合いらしき人物と同じ種族に見えるので、やっぱりモクシーの過去と現在まで繋がってる因縁の話がありそうな予感。あと3枚目の画像からしてモクシーのお父さんも若干関わってきそうな感じなので、メインキャラの父親が軒並みシーズン2で出揃うんですかね。

  • 昔のブリッツとフィザローリ

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上2つはマモンの話じゃね?と思われるかもしれないですが一応根拠はあって、第7話のラストに映ったブリッツのスマホにある10代くらいのフィザローリとの写真で2人が「MAMMON」と書かれたTシャツとMの字が書かれたTシャツを着ているんですよね。3枚目の画像の2人は新エピソードの2人ほど幼くはないけど大人になる前なのは確定なので、このぐらいの時期が件の写真が撮られた時期だと個人的に予想しています。ブリッツの過去回想かフィザローリの話の一部の可能性もあるよね。


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改めて見ると結構多いなこの2人。予告編だけでもフィザローリのアニメーションが相当力が入ってるのが分かるので、第7話からよりパワーアップしたミュージカルパートがあるんじゃないかと密かに期待してます。1枚目と6枚目の画像は背景が同じ部屋っぽいから多分同じエピソードだと思いますが…いや〜〜〜フィザローリとアスモデウス気になる……1枚目の画像からして明らかにプライベートでも付き合いがあるよね…今回は載せてないけどフィザローリが読んでる新聞の2人が写ってる写真がゴシップ誌の熱愛報道記事みたいだったし。やっぱり付き合ってるんじゃないかな。7話の時からどっちもインプとアルス・ゴエティアの悪魔の二人組ってことでブリッツ&ストラスとの対比になってる2人なんじゃないかと思ってたんですけど、この2人に焦点があたるエピソードもほぼ確定であると思います。今から期待が膨らむ…!

  • 分からん

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分からん。シンプルに予測ができない。前も言ったけど何でブリッツとフィザローリは若干いい雰囲気になってるんだ。見た目は明らかに2人とも今の2人なのに。どういう状況なんだ。あとそれは多分ストラスさんが大慌てするやつでは。

他3枚はストラス、オクタヴィア、アンドレアルフスという親戚一同なのでこの3枚が同じ話に収まってる可能性も無くはないけど、場所がバラバラなので確証はないですね…何にせよゴエティア一家に大波乱が巻き起こっていくことは間違いないですが。両親が本格的に離婚の方向に進み始めたことでオクタヴィアがつらい状況に陥るのではと心配だし、アンドレアルフスがどうあの親子3人と関わってくるのかもものすごく気になる…

余談なんですがシーズン1の第8話は『製作側ではコントロールできない事情』Helluva Boss on Twitter: "Thank you all for your patience and understanding. Have a big #HelluvaBoss update! https://t.co/s0OzXShG5u" / Twitterにより公開が遅れてますが、2022年予告編の最初のシーンは第8話からのシーンだと考えてよさそうなので、S2第1話の最後で7話直後のストラスに視点が移りましたが8話はそのまま7話直後のブリッツ側の話っぽいですね。

もうとにかく8話とシーズン2を楽しみに待っときます……

追記:もし「ここの会話の内容とか英語表現の解説がほしい!」ってリクエストがあったら最新話に限らず受付中なので、お好きな記事のコメントにお願いします。ない場合は私が好き勝手書きます。

ヘルヴァボス 新予告観ました?!?!

新予告の感想とちょっと考察書き殴り!!!ちなみに新幹線の中で書いてるよ!!!

(項目別に分けてるから画像は動画に出てる順番通りじゃないよ!)

https://youtu.be/Wmo8M0pNgCc

  • ブリッツとルナ!

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“I mean... we could stay a little longer?”

“I think we need to go. 'kay, it's been a long night”

“Well these people seem to know you! Come on! I think I want to give this another try. Pleeeease?”

“*sigh Okay, fine. Maybe one drink”

「まあ…もうちょっとくらいここに居てもいいんじゃない?」

「俺はさっさと帰った方がいいと思うぞ。今夜は色々あったし…」

「でもここの皆あんたのこと知ってるみたいだよ!いいじゃん!もう一回くらい試してみたいんだよ!おねが〜〜〜い…」

「ハァ…わかったよ、一杯だけだぞ」

  • 暗い部屋の中のストラス

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不穏だ……ひたすら不穏だ…

  • ブリッツとストラス

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どことなく妖艶な目付きでストラスに近づくブリッツと笑いながら避けるストラス。このシーンは起こったのがいつかによって解釈が分かれるかも。これが2人の初対面の場面なのでは?という意見があって実際ありえそうなんだけど、そうなると多分これはブリッツが取引を持ちかけている場面っぽい。逆にこれが回想ではなく7話後だとしたらストラスがブリッツに言われたことを受けて性的な接触を避けているのでは?とも海外ファンに言われてる。

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ベッドの上に2人がいるショットではブリッツの目線が明らかに魔導書に向いているから、ブリッツの注意が魔導書に向いている、あるいは2人が魔導書について話している場面?

  • モクシーの過去?

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新キャラクターとモクシーが何処かから逃げ出してる。背景に並んだ窓口とかソファがあるし、お札らしきものがあるから銀行強盗?!

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恐らくさっきと同じ人物と思われるキャラが玄関口に「親父にはセールスマンだって言え」と書かれたボードを持って立ってるシーン。今はモクシーはミリーと住んでいるはずなので、父親に自分が来たことを悟られないようにしてるってことはモクシーが実家にいた頃?あとこの新キャラが何者なのかも気になる。もしかしたらモクシーの昔の友達かあるいは元カレとかかもしれない。

  • ブリッツとフィザローリ

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まだ子供の頃(ティーンエイジャー?)の2人!フィズが何かに夢中になってるけどブリッツはなにやら微妙な顔。第7話で出たこの頃の2人の写真とかも合わせて考えるとマモンについて話してるのかも?

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で、突然のコレよ。何?!?!何やってんのお前ら?!?!やっぱ昔付き合ってたりした?!

いや、腕がロボットアームなあたり多分回想じゃなくて今のフィザローリとブリッツなんだけど、ブリッツの表情とか見ると何か良い雰囲気になってない?でもフィズはブリッツから鍵を盗んでると。何が起こってんの?!

  • 人間界にて?

今回かなり気になる場面が多い!


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まず気になるのがちらほらいつもと違う服装&髪の毛があるブリッツが映ってることなんだけど。角はいつも通りあるけど変装…なのか?これに関しては個人的に「単にカツラ被って服変えてる」説と「変身魔法的なやつ使ってたけど段々解除され始めて中途半端になってる」説を立ててるんだけどどうですかね?(抱っこされてるワンちゃん可愛い)


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人間界でコーヒー飲んでるルナ。吹き出してるのは何があったんでしょうね…

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で、あとコレ。最初モブかと思ったんだけど若干ストラスに似てるからこれ人間に化けてるストラスなのでは?って説が出てるっぽい。確かに似てるんだよなぁ諸々。あともし人間形態見れたらめっちゃ楽しいから見たい。

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お前らやっぱ付き合ってません???イチャついてるところを目撃される2人…


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ちょっと話逸れるけどフィザローリの出番がやっぱり多くなりそうですね。今後更に歌ったりしそうな雰囲気もあるしな〜


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色欲の階層の新聞にスッパ抜かれたらしい2人。見出しに「偽善者(hypocrite)」って文字が出てるのが不穏な感じだけどこの2人も何かしらのトラブルに巻き込まれるんだろうか。ちなみにI.M.P.の広告もしれっと載ってますね。

  • 「マモン」

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でかでかと名前が書かれている電光掲示板とライブ会場っぽい場面がある…マモンはこの世界では有名なアーティストだったりしそうな感じですね。


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やっぱまたストライカーとは対決することになるのかー!!!バトルシーンがめちゃくちゃ派手になりそうで今から楽しみだ!なんか鉱山とか採石場みたいなところで戦ってる?ていうかこの!4枚目の!ストライカーと戦ってる途中でミリーが斧で銃弾防いで間からモクシーが応戦してんのが!!!もーカッコよすぎ!!!あと海外ファンの方の投稿見て気付いたけど地味にストラスが縛られてるw

  • オクタヴィアとステラ

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オクタヴィアの再登場嬉しいー!!カバン背負ってるけど学校?それとも家出?破ってるのは何なんだろう。

ステラとストラスが話してるからストラスの周りのことも掘り下げられそうでいいね…ここのストラス、7話と同じ服着てるっぽい上に泣いてるように見えるんだけど何があった?

  • ブリッツの幼少期

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ちっちゃい頃のブリッツ!バービーワイヤーのこともいずれ詳しく分かりそうだな…


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王冠マークと鳥っぽい見た目から別のゴエティアのメンバーだと思われるけど、何者?ストラスとはどう関わってるんだろう。

  • ミリー大活躍

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バイオレンス…そういえばこの顔ズタズタにされてる人モクシーと一緒にいた人と同じ種族っぽいけど、モクシーの過去の因縁が関係してくる話がありそうだな…

  • ラストシーン

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包帯のようなものが巻かれた手が携帯?に伸びた後、花びらが一枚落ちる…

一体何が起こるって言うんだ……

2022!!!早く来い2022!!!!!

この感じだと第8話年跨ぎそうだけど色々準備する余裕をもらえたと思えばこれくらい…っ!

とにかくもう楽しみだー!!!!!

ヘルヴァボス分析 何故第7話はすれ違いに終わったのか① 〜ストラスとコミュニケーション〜

*ヘルヴァボスの注意事項に則り、18歳未満の閲覧非推奨

*あくまでもいちファンの個人的な分析・解釈です。特に後半は自己解釈も多分に含みます。今後のストーリーや他の方の解釈等と食い違っていても責任は負えないので参考程度にご覧下さい。

皆さんヘルヴァボス第7話は最後までご覧になりましたか?コントロール出来ないくらいの感情を抱えていますか?私もです。もう3週間以上経っているのにまだ引きずってます。抱えていない方はどうかそのまま正気を保っていてください。そこで、第8話が公開されるまでの間に、この苦しみから逃れるため、あるいはより自分を苦しめるためにこの記事を書きます。

ご存知の通り、第7話でメインキャラクターであるブリッツとストラスの関係はかなり拗れたことになりました。私の感情がキャパオーバーしているのは主にそれが原因です。あの2人が傷ついているのを見るのはかなり心苦しいです。ただ、あの2人がただ単に「かわいそう」なのかと言われると、そうではないと思います。この2人はどちらもそれぞれ他人との関わり方に問題を抱えているキャラクターで、今までも本編を通してそのことは表現されてきており、ある意味今回のエンディングはそのツケが回ってきた結果なのだ…と、私は思います。今回はまず、渦中の人物(?)であるストラスがコミュニケーションの面で抱えている問題について個人的に分析したことを書いていきます。

①ストラスが好意的に接している人々

本編でストラスが好意的に、かつ積極的にコミュニケーションを取っているキャラクターは多くはありません。事実上そうしたキャラは2人に限定できます。

  • オクタヴィア

皆さんご存知、ストラスの愛娘です。妻・ステラとの関係は良好とは言えないものの、第2話『Loo Loo Land』や劇中歌『You will be okay』で示されているように、ストラスは父親として娘のことを愛しています。オクタヴィアが幼かった頃もティーンエイジャーになった今も、ストラスの態度は変わらず、ちょっとウザいくらいヴィアを可愛がっています。

  • ブリッツ

こちらもご存知、我らが主人公でストラスの不倫相手です。不倫相手なので性的な意味で好きなのはもちろん、第2話で(実際には必要なかったにも関わらず)ボディーガードとして来るように頼んだり、第5話でお祭りに招待したり、第7話に至っては電話が掛かってくるなり大慌てしたりデートに誘われたと思ってはしゃいでいたりと何かと行動を共にしたがる傾向があり、また第6話ではピンチに陥ったIMPを助ける、無事を真っ先に確認するなどブリッツを純粋に気に掛けている素振りもあります。

②ストラスのコミュニケーションの問題点

ただ、ストラスの上記の2人に対する接し方には問題もあります。ざっくりまとめて言うとストラスは無神経で自分本位なコミュニケーションをしがちです。

この問題が顕著だった、というか恐らくストーリーの主軸であった第2話を例に挙げると、ストラスはヴィアが子供の頃好きだったルールーランドへ遊びに行くことを提案しますが、そもそもヴィアは遊園地に行きたくはなかったうえに、今まさに家庭崩壊の原因になっている父親の不倫相手が同行しているという最悪の状況に放り込まれ、最終的に我慢の限界を迎えます。このすれ違いはストラスがちゃんとヴィア本人の話を聞かずに「ヴィアが子供の頃好きだったもの」=「今でもヴィアが好きなもの」と信じ込んでいるせいで起こっています。明らかにヴィアは乗り気でないのに、自分のアイデアをヴィアが楽しんでくれると思いこんで、あるいは楽しんでほしいという気持ちが先走って、終盤になって本人と話し合うまで実際のヴィアの反応を真剣に受け止めていないわけです。しかも同伴者は両親が朝から怒鳴り合いをするまでに至った元凶。ヴィアの視点に立ってみればあの反応も理解できます。何してんだよクソ親父。

この問題はブリッツとの関係でも起こっています。ブリッツと一緒にいる時、ストラスはブリッツに対して公共の場でも「真剣な時は可愛い」だの「そこのセクシーな君」だの口説き文句のようなコメントをしがちですが、ブリッツの反応はと言うと傍目に見ても明らかに不機嫌です。ストラスからの電話への対応を見ても、性的な話題になるとストラスは楽しそうですが大抵ブリッツはうんざりした様子で、歓迎ムードではありません。第7話ではこうした性的な話題をほとんど持ち出していませんでしたが、逆に言えばかなり最近まで態度を改めていません。また、第5話冒頭でストラスが煙草の火をブリッツの角で消していたり、第6話でブリッツを「私のインプのおもちゃ/慰みもの(my little imp-ish plaything)」という風に呼んでいたり、こうした行為へのブリッツ本人のネガティブな反応は描写されていないものの、常識的にまぁ問題のある言動が見受けられます。

③第2話と第7話では何が違うのか?

ようやく本題です。ストラスのコミュニケーションの方法に問題があることは指摘した通りです。しかしオクタヴィアとの関係とブリッツとの関係がどちらも本編でフィーチャーされているにも関わらず、前者はちゃんとした対話の末和解した一方で、後者は対話をしたにも関わらず2人とも傷つく結果になりました。何故この2つの対話は違う結果を迎えることになったのでしょうか?

オクタヴィアの場合、確かにストラスが不倫によって家庭内不和を招いた、と責める気持ちはありますが、それ以上に父親が自分の前から永遠にいなくなってしまうことを恐れているのが分かります。

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Are you gonna run off with him? And leave me behind, go away where I can't find you?

あの男(ブリッツ)と駆け落ちするの?私を置いていって…二度と見つけられないようなところへ行くの?

この台詞は第2話冒頭の幼いオクタヴィアが見たという「屋敷のどこにもパパがいない/見つけられない悪夢」を思い出させる台詞です。この後、ストラスは明確にオクタヴィアを置いてブリッツと駆け落ちすることはしないと断言し、それを聞いたヴィアは安心した表情を見せます。第2話全体のストーリーから見ても、子供の頃の「大好きな父親に二度と会えなくなる」という恐怖は今もヴィアが心の奥底で抱えているものだと考えられます。ストラスの不倫が自分たちの家を怒鳴り声が響く場所に変えてしまったきっかけだったとしても、ヴィアはストラスから離れたいわけではなく、かつて悪夢を見た幼い自分を慰めてくれたようにそばにいてくれることを望んでいたのかもしれません。だからこそ、この親子の対話は成立したのです。双方がお互いを突き放すのではなくきちんと向き合って話すことができたから、ストラスもオクタヴィアもお互いを失いたくなかったからこそ、この2人の関係は改善され、最後にはストラスはきちんとヴィアの気持ちを聞くようになったのです。

対してブリッツの方はどうでしょうか。ある意味第7話終盤のブリッツの台詞で大体説明がつきます。

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Stolas, don't act like what we have is anything but you wanting me to fuck you, okay? You make that really clear all the time.

ストラス、俺たちの関係にお前 俺 とヤりたがってる以外のものがあるようなフリをするな、いいな?お前はずっとそう振る舞ってきただろうが。

ブリッツは自分とストラスの関係は「ストラスがセックスを要求しているから自分はそれに応えているだけ」だと考えている、またストラスの言動からそう考えているのだということをここで明言しています。ブリッツ自身が実際にストラスとの関係をどう思っているのかという話は複雑なので次回以降に回します。何故ブリッツが2人の間にこうした肉体関係しかないと言ったのかは②で述べたように、ストラスがブリッツと話している時、大抵内容は彼らのセックスについてかそれに関係のあることを考えれば、なんとなく察することはできます。しかし2人の関係性は性行為が大部分を占めているのも事実ですが、この直前の台詞でストラスはブリッツと一緒に過ごせて楽しかったこと、セックスではなく2人で話をしたり映画をみたり、寄り添って時間を過ごすことを提案しています。ストラスは心からセックス中心の関係から進みたいと思っているのでは…とブリッツに考えてほしいところですが、恐らくブリッツにとってはこれらの言葉はこのタイミングでは既に遅すぎたのだと思います。

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ブリッツはストラスがアスモデウスから「刺激(=不倫)のために完璧な人生を引き換えにした」と言われて顔を隠すのを見て、複雑な表情を浮かべています。最初は驚いてショックを受けたような顔をしていましたが、ストラスから目を逸らすと共に眉間に皺が寄り、画像のような気まずげな表情になっています。ハッキリとブリッツが何を考えているのかは分かりません。自分のせいでストラスが色々なものを失ったと信じての罪悪感?ストラスは自分と一緒にいることを恥じていると思って傷ついている?改めて自分達の関係は何なのかと疑問に思っている?あらゆる可能性を考えることができますが、この後ストラスがブリッツの手に触れようとした時に拒絶したことを考えると、このシーンのストラスの反応はブリッツにとって重要だったのでしょう。私はストラスがアスモデウスの言ったことに反論するのではなく顔を隠したことで、自分たちの関係は目を逸らしてしまいたいようなものだとストラスは思っている、とブリッツが結論づけたのではないかと思っています(第8話でその辺りが語られるかもしれないので分かりませんけどね!)。更に言うならば、ブリッツはこの時点でストラスとの関係はビジネスの為の肉体関係でしかない、そうあるべきだ、と自分から線を引いたのではないでしょうか。

心を閉ざしてしまったブリッツにストラスがいくら「それ以上の関係」を求めているサインを出したところで、もう手遅れです。父親を失うことを恐れていたオクタヴィアとは違い、他人を拒絶する体勢に入ってしまったブリッツにはこれ以上ストラスに今以上の何かを求める理由はありません。ブリッツには惨めったらしくストラスにしがみつく理由はないのです。一方がもう一方を突き放してしまえば、第2話のようには対話は進みません。ブリッツはストラスを突き放し、ストラスはブリッツの言葉を否定することも、その場で追い縋ることもできなかった為に、第7話はあの結末を迎えたのではないでしょうか。もしもブリッツがストラスを拒絶するのではなく、オクタヴィアが自分の恐怖を垣間見せたように、泣きながら自分との関係を恥だと思っているのか、とでも訊けば違った結末を迎えていたかもしれません。しかしそれは起こらなかった。既に彼らも我々もオジーの店で起こったことを見なかったことにはできないのです。

参考動画/画像引用元

Helluva Boss 第2話 https://youtu.be/kpnwRg268FQ / 第7話 https://youtu.be/8zyGQquL8VM

ヘルヴァボス第7話 たった一枚の写真でこうも心を乱されるとは

感想とも考察とも分析ともつかない走り書きで良ければ見ていってくださいよ

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もうこの写真一枚で色々考え始めて情緒がめちゃくちゃになってる。この写真は7話ラストのブリッツが携帯で見ていた写真の元の画像(https://twitter.com/Jeff_Delgado/status/1454933836144386060?s=20

まず一番びっくりしたのがこの写真を撮ったのがストラスじゃなくてブリッツ自身だってことなんだけど。今までインスタ(※あくまでも公式スタッフによる副産物的なもので、インスタの内容が全て本編とつながっている、公式設定というわけではない)でもこの2人が一緒にいる写真を嬉々として撮って投稿してたのは基本的にストラスの方。見た感じ月イチの取引の後でストラスは両腕でブリッツを抱えながら寝てる。ブリッツは(恐らく)左手でスマホを構えて自撮りしてる。つまりストラスが浮かれて撮った写真を押し付けられた、とかではなくブリッツ自身が撮影して保存してる。

次に写真の中のブリッツの表情。疲れているのか半目の状態で、眉も困ったように下がってるし、光が当たってるところだけ見ると、パッと見疲れ切って不愉快そうな顔にも見える。ただ、影になっているところをよーく見ると、口角が上がっていて少し微笑んでるのが分かる。

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(出典→https://twitter.com/ZachGiering/status/1454935390842806275?s=20

実はストーリーボードの段階だとこの写真ではブリッツはただただ不機嫌そうにしてる。「不機嫌な表情」から本編までに「実は少し微笑んでいる」に変わった理由は不明だが、もし本編で使われた画像のブリッツの表情が意図的に「影で微笑んでいる」ように描かれているなら…もしブリッツが表に出すのはほとんどが「ストラスをウザがってる」態度だけど表に出さない内心では(少しでも)好意を持ち始めてることを表してるんだったら…ヤバいな…

余談なんですけど同じ場面で出てくる他の写真ではブリッツの表情が大体「明るい笑顔(口を開けて笑ってる)」と「不敵な笑み(歯を見せて笑ってる)」のどちらかあるいはミックスなんだけど、ストラスとの写真でだけ(疲れていることを考慮に入れても)穏やかな笑い方をしてるんだよな…

短いけど次はストラスの方。この状況どこかで見たことあるな、と思ったらあれだ。

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第2話の冒頭だ。

同じ状況ってわけではないけど、相手によって寝ている時の様子がこうも変わるのか…っていう印象深さがこう。こうしてみると改めてステラとの夫婦関係ってお互い何もないに等しかったんだろうな…多分どっちが悪いとかそういうことじゃないんだろうけど。ステラと寝ている時は距離が空いているせいで毛布がほとんどステラの方に引っ張られて上半身ほとんど毛布が掛かってない。ブリッツと寝ている時も相変わらず上半身毛布被ってないけど、こっちではブリッツが毛布を独占しているわけではなく、ストラスがブリッツの角の位置に顔を寄せてるからその状態になってる。…よく見るとストラスもブリッツと同じように眉は下がってて口角が上がってる表情をしてる。ブリッツとの違いは光の当たっている部分も影になっている部分もハッキリと微笑んでいるのが分かること。ますます光と影と表情に意味があるような気がしてきた。

他の写真(ブリッツと家族の写真とか)もものすごく気になるしブリッツというキャラクターを知る為にかなり重要なんだけど、7話の内容を踏まえるとこの写真が気になって気になって仕方ないんですよ……どういう感情でこの写真撮ったのブリッツさん……

ヘルヴァボス第7話 “Ozzie's(オジーの店)” 劇中歌 和訳

ヘルヴァボス最新話の歌(‘‘House of Asmodeus’’)を翻訳していくつかの単語、小ネタを解説したよおおお

(*)がある歌詞は記事の下側に説明書きがあるよ!

ヘルヴァボス第7話→https://youtu.be/8zyGQquL8VM

歌詞参照→https://twitter.com/ANDREWrBUTLER/status/1455290257608482820?s=20

※ヘルヴァボス本編は子供向けコンテンツではありません。この歌詞を含め、18歳未満の方の閲覧は非推奨です。

 

🎵‘‘House of Asmodeus/アスモデウスの館’’

Moxxie: I love you

愛してる

More than the brimstone loves the fire(*1)

硫黄が炎を愛するよりも

More than Beelze loves her bub(*2)

ベルゼがバブを愛するよりも

More than a maggot loves gangrenous stubs

蛆が腐りかけの切り株を愛するよりも

You make my spirits sing

君が僕の魂に歌をくれる

Yeah you make me glad I live in hell

あぁ 君がいると地獄に生きてて良かったと思える

Our love is a story sweet to tell

僕たちの愛は甘い物語

Yeah you cast a special satanic spell over my heart

そう君が僕のハートに悪魔的なまでの魔法をかける

Love is a journey we decided to start

愛とは僕たちが始めた旅

Yeah I hope we'll never ever be apart

そう君とずっと一緒にいたいんだ

I love you, I love you, I love you…

愛してる、愛してる、愛してる…

 

Asmodeus: You’re singing love songs at my lustful lounge!?

我が肉欲的なラウンジでラブソングだと⁉︎

Fizzarolli: Ozzie’s ain’t the place for sentimental sounds!(*3)

「オジーの店」じゃ感傷的な音楽なんかお呼びじゃないぜ!

As: What’s you expect from a proprietor like us?

我らのような経営者を何だと思っている?

Fi: Your demon host, Asmodeus, the embodiment of lust!

我らが支配人、アスモデウス、色欲の権化!

As: Give me a thrust(*4)

強烈なのをくれよ

You show me some lust

色欲ってものを見せてくれ

From the groin to the bust

股間から胸まで

In desire we trust

我らの信じる欲望の中

In the House of Asmodeus

このアスモデウスの館で

 

Fi:Trumpet. Ha!

トランペットだ。ハッ!

 

As: Little Imp, you came here to sing your serenade

小さなインプよ、セレナーデを歌う為にここへ来たのか

Perform your feelings on a velvety stage

ビロードのステージで自分の気持ちを披露する為に

Well, we got a saying that's popular in these parts

ところで、この辺りで人気のことわざがあるんだ

Fi: Only little bitches strum the strings of their hearts!

「心の機微なんて歌うのは軟弱者だけ」!

As: You wanna hang around this lustful town

この淫らな街でうろつきたいなら

Ditch a lovey-dovey that would knock you around(*5)

お前を小突きまわす甘ったれた愛情なんて投げ捨てろ

Here we sing about wars and desires

ここでは争いと欲望を歌うのさ

Fi: Depravity, savagery, loins hotter than fire!(*6)

悪行、蛮行、炎より熱いアソコ!

 

As: So give me a thrust

さあ強烈なのをくれよ

Show me some lust

色欲ってものを見せてくれ

From the groin to the bust

股間から胸まで

Little Imp, you just must

小さなインプよ、そうするほかないのだ

In the House of Asmodeus

このアスモデウスの館では

 

Come on, sing us a song

さあ、歌ってみせてくれ

Make sure the subject is gettin' it on(*7)

セックスをテーマにするのを忘れるなよ

Make it graphic and tantrically loud

生々しく、癇癪を起こしたように騒がしく!

Fi: Be sure to rhyme thong and shlong(*8)

''thong(ひも)''と''shlong(イチモツ)''で韻を踏むのも忘れるな

As: Go ahead, the mic's on

さぁどうぞ、マイクは入ってるぞ

 

Mo: I want to...

僕は…

Fi: Yeah, what do you want? Butt stuff? Piss play? Bondage?

ああ、何がしたい?ケツとか?放尿プレイ?ボンデージ?

Mo: Make gentle love to you...

君を優しく愛したい…

 

As: Ugh, what a limp dick Imp!

ああ''、フニャチンインプめが!

You're really killing the vibe

雰囲気が台無しだ

Get a load of this dweeb and his unsatisfied bride!

このカタブツとこいつの満たされない花嫁を見てみろ!

 

Blitzo: Hey now! I've watched those two pork many times...(*9)

なぁおい!その2人がヤッてるのは何度も見たが…

Mo: What the- Blitzo?!

なん-ブリッツ?!

Bl: And honestly they make missionary look relativity exciting

正直言って、あいつらを見てると相対的に宣教師が刺激的に見えてくるぜ

Fi: Is that Blitzo? So you're showing your face?

あれはブリッツォか?ここに顔を出しに来たのか?

 

Hey everybody! This guy's a total disgrace!

なぁみんな!この男はとんだ恥さらしだ!

Some nerve you got to comment on a relationship(*10)

よくもまぁ他人の関係に口出しできたもんだ

Last I checked your love life is a pile of shit!

お前の恋愛事情はひどいモンだって知ってるぞ!

 

Verosika: Oh Blitzo? I used to date him.

あらブリッツォ?あいつとは昔付き合ってたの

Bl: Oh Verosika. You're here...

あーヴェロシカ、いたのかよ…

 

Ve: I'd stroke, I'd fellate him(*11)

あいつをおだててやったし、フェラだってしてあげた

Yeah, but when it was my turn

そう、でも私の番になると

He did no reciprocatin'

あいつからは何のお返しもなし

A selfish imp in the sheets(*12)

ベッドの上で自己中なインプ

And just as bad in the streets,(*13)

路上でも同じくらい陳腐

A reckless, heart-breaking freak.

向こうみずで他人を傷つけるだけの変人

 

As: Who's that at your table?

お前のテーブルにいるのは誰だ?

Is your date a demon prince?

デートのお相手は王子様か?

Stolas, is that you?

ストラス、お前なのか?

Wally Wackford:Are you sleeping with an imp?

まさかインプと寝てるのか?

As:Woo! My dark lord, how the mighty do fall!

ウー!なんと陛下、こうも落ちぶれるとは!

You used to have a smokin' wife, a kid, you had it all!

かつては妻も、子供も、全てを手にしていたのに!

I hope you didn't give it up

お前が全てを投げ打って

So you and him could get it up...

その男と盛り上がろうとしたんじゃなきゃいいが…

 


You sold your life for a thrust!

刺激の為に人生を引き換えにするとは!

Now that's the spirit of lust!

それこそ色欲というものだ!

Grab your groin or a bust!

股間か胸を掴め

You better get your head mussed!

頭の中はめちゃくちゃにしておけ!

Pretend you don't see that crust.(*14)

うわべは見ないふりをして

Hump til your junk turns to dust.(*15)

くだらないものが塵になるまでヤり続けろ

Fizzarolli & Asmodeus: In the house of Asmode-

このアスモデウスの館で-

As: Hey!

おい!

Millie: I think you were tryna sing something for me, Mox.

私の為に何か歌ってくれようとしてたんじゃない、モックス?

Mo: Yeah, I was.

うん、そうだね

 

I love us

僕たちが大好きだ

I love us just the way we are

ありのままの僕たちが

Don't have to pretend we like to do things we don't

やりたくないことを好きなふりなんてしなくていい

I've always got you around to laugh at my stupid jokes

バカなジョークで君を笑わせてきたよね

I'll never take you for granted(*16)

君がいるのが当然だなんて思わない

I'll always give you my best

いつだって君の為にベストを尽くすよ

And if you can offer me the same thing

もし君もそうしてくれるなら

Fate will handle the rest

他のことは運命がどうにかしてくれる

Cuz I love you

だって君を愛してるから

Cuz I love you

だって君を愛してるから

 

 

*1 恐らく聖書ネタ。辞書でbrimstoneと引くと硫黄(sulfur/sulphur)の古い言い方として出てくる。''a lake of fire burning with brimstone(硫黄で燃えている火の池)''という表現が『黙示録』にあるらしい。

*2 Beelze+bub=Beelzebub=ベルゼバブ、ベルゼブブetc. 何故名前が2つに分けられているかは不明。ちなみに英語音声だとBeelzeが「ビエルサ」のように聞こえるのでとても分かりづらい。実際自動字幕では''elsa''と表示された。ちなみに“her”が使われていることからこの世界のベルゼバブは女性では?という考察がある。

*3 ain't=isn't  ain'tはよくis not や am not の短縮形、代替表現として使われているのを見かける。

*4 thrustの意味は動詞なら「押す」「突く」、名詞なら「強く押すこと」「要旨」「推進力」など。後半の歌詞で同じ単語が「(ストラスの)ブリッツとの不倫関係、性行為」を仄めかすような形で使われていたのでえげつなく日本語訳が難しかった。結局無難な単語に変換する羽目に。

*5 lovey-dovey 形容詞「(恋人などが)ラブラブの、アツアツの」

「甘ったれた愛情」と訳したけど「恋人、パートナー」の婉曲表現かも。

*6 loins 「(やや古い言い方で)腰」「(文語)生殖器、性器」

*7 get in on 「性行為をする」

*8 thong「ひも」俗語的に「Tバック」とも。

  shlong「男性器」一応カッコ内の日本語で微妙に韻を踏んでみた。

*9 pork 「性行為をする」豚さんじゃないんですね。多分。

*10 nerve「勇気、度胸」nerve to~で「〜する図々しさ」なのでそのまま訳すと「お前の他人の関係に口出しする図々しさ」みたいになりますね。

*11 stroke これに関しては「ピストン運動」のことかもしれません。とにかくヴェロシカはブリッツに色々してあげた、ってことが分かればOKだと思う。

*12 sheets 「(ベッドの)シーツ」in the sheets を「ベッドの上」にしたのは意訳です。

*13 地味〜に「インプ」と「陳腐」で韻を踏んでます。別に踏まなくてもよかったかも。

*14 crust 「パンの皮」「物の堅い表面」「地殻」など。とにかく表面上のもの、というニュアンスなんだろうな、ということで「うわべ」と訳した。

*15 hump「性交する」ヘルヴァボス観てるとつくづくこのあたりの語彙が尽きませんね。

*16 take~for granted 「〜を当然のものと思う」なので、つまりモクシーはミリーが自分と一緒にいてくれるのを結婚しているからと言って当然だと思わず、ミリーのために自分の出来ることは何でもする、と誓っているんですね。翻訳しながらあまりに素敵で泣きそうになってました。

ここまで見てくれた方、ありがとうございます。初めての投稿で使い方がよくわかっていないのでかなり不便で見づらいものになってるかと思います。和訳しながら思ったんですがこの歌、ドギツい下ネタだらけの部分と最後のモクシーのパートの落差がすごくて、単に下ネタだらけの歌なわけでもロマンチックに全振りした歌なわけでもなく両方の要素があることで色々考えさせられる歌に仕上がってるのすごいですね。ちょっと意訳しましたが、“Don't have to pretend we like to do things we don't” もすごく好きな歌詞です。もう今はとにかく第8話が待ちきれないです。